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  • 2011.10.24 Monday
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じいさんの忘れ物2

 ある日の夕方、じいさんはどこかに出掛けた。

そんなことは知らない父さんの携帯に電話が。
父さんは全然気がつかなかったので
3回くらい着信があったらしい。
4回目、じいさんからの電話に出てみると

「財布忘れた。持ってきてくれ」
「今、どこにいるんすか?」
「バスターミナル」

電話が切れるとおばあちゃんが
「電話かかってきた?これ」
とビニール袋に入れた財布を持って来た。

父さんが電話にでないので
おばあちゃんにも電話をしたらしい。


バスターミナルのとこは交通量が多いところだ。
車なんて止めたら大顰蹙だ。
しょうがないので
母さんが車を運転し、父さんが降りてじいさんに渡す、という
実にめんどくさいことをすることに。

走り出してじいさんにどこにいるのか電話した。
「郵便局」
郵便局はバスターミナルの斜め前だ。
一番車が停められないところ。
ちょうど信号が赤になって、父さんは車から降りて
じいさんを探した。





じいさんは郵便局より100m近くも離れたところにいたらしい…
それから父さんは母さんが車を停めて待っているところまで
延々と歩いたらしい。


じいさん、「待ってる」って言ったところで待ってたほうがいいよ。

じいさんと餅つき

 家では毎年、正月のお供えや食べる餅をつく。
親戚とかも集まって大騒ぎだ。

昨年も最初のもち米がふかしあがって
僕がよーし!つくぞ!とやる気を出して杵を持ったのに
じいさんが
「かせ!オレがつく!」
と杵を取り上げた。
まー、最初はじいさんでいいよな・・・と見ていると
3回ついた。

「よーし!終わり。ほら。」
と杵を僕に返すじいさん。

あんだけの勢いで取り上げたのに3回かよ!!




今年の餅つきは今日だ。
今年も楽しみだ。
じいさんが。

じいさんと忘れ物

 じいさんはなんかよく出かける。仕事が多いけど。

いつも出かける前に
「よし!持った。」となにやら確認している。

先日も僕がご飯を食べていると
「よし!持ったな。」と声がする。

いやいや。
よし!じゃないだろう。
だって僕の横にはじいさんの携帯が置いてある。
しょうがないので
「じいさん!忘れているぞ!」
と持って行った。

じいさんは
「おお。」
と言って出掛けた。
けど、すぐに戻ってきた。

「まだあった」


あれだけ確認して何を忘れていたんだろう。

じいさんと12月14日

 12月14日、じいさんがどこかに出かけた。



持って帰ってきたカバンの中からこんなものが。
















まさか!?討ち入り参加!?






次の日、おばあちゃんに
「なあに〜これ?外国人のお土産?」
と言われていた。

じいさんと白菜

 冬になると白菜をたくさんもらう。
今年の初め頃にもたくさんもらって食べきれないでいたら
じいさんが
「食べないんだったら白菜漬けにする」
と突発的に白菜を切り始めた。
あんまり突発だったので塩がなかった。
家にあるあらゆる塩を探し
「梅風味塩」とか食卓塩とかで漬けていた。

できあがったのか知らないけど
食べたのはじいさんだけだ。



今年は粗塩を見つけキープしてあった。
昨日漬けてたけど僕は食べない。たぶん。

じいさんとクロワッサン

 じいさんはクロワッサンの国に行ってから
クロワッサンがお気に入りで良く食べてる。

先日、テーブルの上にクロワッサンがのっていて
良く見たら
中の柔らかいとこだけ食べてあった。
外のパリパリがうまいと違うのか!じいさん!!

じいさんのパーティ

 いつもじいさんsageばかりなので
たまにはage記事を書いてみようと思う。

2年くらい前、じいさんはなんかの賞で表彰された。
なんか新聞にも名前出てたし、地元のケーブルTVやミニコミ誌にも出てた。
それでお祝いをすることになった。

その日僕は学校があったけど、学校からわりと近いホテルだったので
授業が終わってからでも開会までには間に合った。

ホテルに着くとお父さんとお母さんは遅れてくるお客さんをお迎えするとか言って
会場の外のソファーでくつろいじゃってる。
僕はとりあえず中に入っておじさんたちの挨拶とか聞いていた。
だが、あんまりにも痒くなるようなことばっか言ってるので
外に出るとお父さん、お母さんとじいさんの弟がなにやら話している。
聞いてみるとじいさんが某夏祭りに行った時に怪我をした話だ。
その話を聞いてじいさんの弟は
「そんなヤツいねえだろう!?」とか言って笑ってて
お母さんは
「そんなことやったのはおじさんのお兄様だよ」とか言ってる。

このあとしばらくしてじいさんの弟は病気で亡くなってしまうのだけど
この時、大笑いしたおかげで寿命が2カ月は伸びたね。
とかお父さんとお母さんは話している。

乾杯も終わったので中に戻った。
「牛フィレステーキの山葵ソース」なんていう出席者のおじさんたちに
合わせたようなメニュー。
山葵に苦戦しながらも食べていると、じいさんがなぜか僕を呼びに来た。
これからお客さんのテーブルをあいさつに回るので一緒に付いて来て欲しいと言う。
例の夏祭りで作ってもらった名前入りの提灯を持ってついて来いと言う。
しょうがないので、その提灯を持ってじいさんについて行った。
普通、提灯持ちというのは前を歩くらしいけど
僕は訳がわからないのでじいさんについて行った。
テーブルでは一応孫です、と挨拶した。
写真を撮られたり挨拶で疲れた。

なんだかよく分からないパーティだったけど
なんとなくじいさんすごいなとは思った。




じいさんとドライブ

 じいさんとお父さんとどっかのおじさん2人の4人で
家から200Kmくらい離れた山奥に日帰りで行くことになった。
朝早く家を出発する時にお父さんは
「俺、運転して行きましょうか?」
と聞いた。
じいさんは
「いや、オレが運転して行く」
と言った。

おじさんたちを拾って30分くらい走って、
じいさんの運転が心配になったので
高速に乗る前にお父さんはもう1度
「替わりましょうか?」
と聞いた。
そしたらじいさんは高速のICに入る直前に
キキーと車を左に寄せ
「そうかぁ?」と車をいきなり停めたらしい。

その後、運転を替わったじいさんは助手席で熟睡した。


目的地に着いて用事が終わって
食事になったらじいさんは酒を注文していた。

帰りもモチロンお父さんが運転して帰って来た。

じいさんの初海外旅行( 無事帰宅)

 じいさんの初めての海外旅行は無事に終わった。

帰国後、参加者の懇親会で写真の交換とかあったらしい。
じいさんはおばあちゃんが用意した写真を
ちゃっかり自分からとか言っちゃってみんなに配って
またしてもおばあちゃんの怒りをかっていたのは言うまでもない。

この時の旅行があまりに楽しかったらしく
ワインは飲むようになるし、クロワッサンは大好物に。
全面禁煙になった飛行機に乗れるよう煙草も止めた。

行く前は「外国なんて写真とちry」って言ってたのに
次々と行ってみたい国があるらしい。
その後も何度か外国に行ったのでその話は順次。

じいさんの初海外旅行(食事編)

 この時の旅行は商店街の福引ツアーでご招待だったので
商店街主催のお食事会とかがあって食べることには
困らなかった。
せっかく、レトルトご飯とかいわしの缶詰を持って行ったのに
食べることはなかったらしい。

酒は日本酒に限る!じいさんなのでワインは飲まない。
レストランにはもちろん日本酒はない。
じいさんはこっそりと日本酒の1合パックを持って行った。
上着の内ポケットに隠してストローで飲んでいたらしい。
隠れて飲んでいたけど添乗員さんに見られてしまった。

後日、地元の料理屋さんで添乗員さんと再会するが
(商店街にある旅行会社さんなので)
「いやー、びっくりしました。
何年も添乗員やってますが、こっそり日本酒飲んでる人を見たのは
初めてです。そのあとちょっといただきましたけど」
と家族の前でばらされてしまった。

その後もこの添乗員さんとともに海外旅行に何度か行くことになる。